東建コーポレーション(株)は24日、同社100%出資の子会社で建材事業を展開する東建リーバ(株)を買い主として、今年4月に倒産した総合住宅資材メーカー大手の段谷産業の出雲工場(島根県出雲市)を買収することで合意にいたったと発表した。
同工場は、木製の室内建具、家具などを製造してきていたもので、旧・段谷産業の元従業員約25名を再雇用し、今後も同社が建設するアパート・賃貸マンションへの製品供給および、東建リーバが他社向けに販売する製品の供給を行なっていく方針。また今後は、同工場を高品質で低価格の「製品供給基地」と位置づけ、機能アップを図っていくとしており、材料調達から一次加工までを海外で行ない、出雲工場で完成品に仕上げるという構想もあがっている。
買収価格は5億円。2002年8月に正式調印し、操業をスタートする予定。