(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は29日、首都圏における2002年4月~6月の不動産流通市場の動向を発表した。
これによると中古マンションの成約件数は6,511件(前年同期比▲1.5%)と2期連続で前年同期比マイナス、新規登録物件数についても20,241件(同▲3.4%)と2期ぶりに前年同期比マイナスとなった。また成約物件平均価格は1,969万円(同0.5%増)となり、調査開始の1990年5月以来2回目となる22期ぶりに前年同期比プラス。成約物件1平方メートル当たりの単価は30.73万円(同▲0.1%)であった。
戸建住宅の成約件数は3,834件(前年同期比0.9%増)で、ほぼ前年並み。新規登録物件数は20,879件(同▲5.8%)で、9期ぶりに前年同期比マイナスとなった。成約物件平均価格は3,388万円(同▲5.7%)と再び3,300万円台に下落し過去最低を更新。新規登録物件の平均価格は4,173万円(同▲2.7%)となった。
土地(100~200平方メートル)の成約件数は1,272件(前年同期比13.8%増)となり、5期ぶりに前年同期比で増加。成約物件の平均価格は3,067万円(同▲5.3%)と過去最低を記録し、1平方メートル当たり単価についても、21.42万円(同▲6.5%)とこちらも過去最低となった。一方、新規登録件数は8,358件(同4.1%増)と過去最高、10期連続で前年同期を上回る結果であった。平均価格は3,300万円(同▲5.3%)、1平方メートル当たり単価は23.35万円(同▲4.6%)。