不動産ニュース / 開発・分譲

2002/7/30

【編集部取材】「Jcity TOKYO」のオフィス棟と住戸棟、上棟式

(上)玉串を奉納する三井不動産の岩沙社長、(中・下)「上棟の儀」最上階の鉄骨が大空へ
(上)玉串を奉納する三井不動産の岩沙社長、(中・下)「上棟の儀」最上階の鉄骨が大空へ

 神保町一丁目南部地区市街地再開発組合(理事長:川越輝二氏)施行による再開発事業「Jcity TOKYO」(東京都千代田区神田神保町一丁目)において、7月30日に超高層分譲マンション「東京パークタワー(西棟)」および賃貸オフィスビル「神保町三井ビルディング(東棟)」の各関係者参列のもと、上棟式が執り行なわれた。

 同事業は、地下鉄「神保町」駅前の敷地約2.5ヘクタールに北・西・東の3棟により構成される大規模再開発事業で、2000年10月に着工した。総延床面積は約1400,000平方メートルで、すでに権利者事務所の「神保町101ビル」(北棟)は今年1月に竣工している。
 住戸棟の「東京パークタワー」は、総戸数324戸のうち251戸を三井不動産(株)が保留床として取得、昨年秋に分譲し即日完売となった。
 また、オフィス棟の「神保町三井ビルディング」は、高度なセキュリティシステムとITインフラを導入し、三井不動産では他の権利者所有床を一括賃借して同社所有床とあわせ、オフィスビル賃貸事業を行なう。また、同社は同再開発組合よりプロジェクトマネジネメント業務を受託しているほか、今後同社グループではプロパティマネジメントを受託予定しており、これによりノンアセットビジネスを展開するとしている。なお、両棟とも竣工予定は2003年3月。

【上棟式祝賀会での挨拶】
神保町一丁目南部地区市街地再開発組合理事長 川越輝二氏
 再開発事業もいよいよゴールまでのカウントダウン段階に入りました。今年11月には「東京パークタワー」の1・2階店舗と事務所がオープンします。愛称も「東京パークタワープラザ」に決まり、街に活気と賑わいを取り戻してくれることでしよう。そして来年3月には本日上棟した両棟が竣工し、「Jcity TOKYO」グランドオープンします。街の再生と革新という大きな夢があと7ヵ月余りで完成しようとしています。
 しかし、夢の完成は新たな出発点でもあります。力を合わせ、神保町のランドマークにふさわしい躍動感あふれる街に仕上げましょう。

三井不動産(株)代表取締役社長 岩沙弘道氏
 21世紀は大競争時代といわれ、ディベロップメントの世界も例外ではありません。しかし、組合員の皆さまをはじめとする関係諸氏とスクラムを組み、一丸となって取り組んできたこの「Jcity TOKYO」プロジェクトは、他の事業に決して負けるものではありません。竣工したあかつきには、神保町や千代田区、ひいては東京の一層の活性化に必ずや寄与することと確信しております。

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