(株)大京と扶桑レクセル(株)は30日、両社共同事業プロジェクトとして2002年1月に竣工した、環境共生住宅認定マンション「グリーンティエラ星が丘」(神奈川県相模原市、総戸数117戸)において、日本初となる環境共生活動の自主管理規約「環境共生憲章」を制定したと発表した。
同物件は、国土交通省が管轄する(財)建築環境・省エネルギー機構の「環境共生住宅認定委員会」より、民間ディベロッパーとしては始めて「環境共生住宅認定」を受けたマンション。両社が環境共生住宅の認定を受ける際の提案要件の1つであった「計画から維持管理に至る環境共生活動」の一環として、「環境共生憲章」を提案、今回の制定にいたった。
入居者同士のコミュニティ形成・入居者による環境共生活動の推進を目的とする同憲章には、環境共生活動の理念や活動目的、指針などが記されており、「環境共生活動細則」で具体的な活動要領を定めたものとなっている。また、このほど開催された入居者による管理組合設立総会において、環境共生委員8名が選出され、管理組合の中に「環境共生委員会」を組織化。この委員会で活動内容を定め、積極的に環境共生活動に参加していくとしている。
なお今後は、ビオガーデンなどの屋上緑化施設の小学校の総合学習への活用や、入居者の子供たちを対象とした「こどもエコクラブ」の組成、大京グループによるガーデニング講習会などを提案し、環境共生活動への自主的参加を引き続きバックアップしていく方針。