東日本電信電話(株)(NTT東日本)および西日本電信電話(株)(NTT西日本)は14日、新築マンション等の集合住宅において、高速インターネット接続を実現するための光伝送システム「CN-100」を16日より販売開始すると発表。
「CN-100」は、MDF室(※)から各住戸までの間(最大2キロメートル)を光ファイバ配線を利用することで、最大100Mbpsの高速IP通信を実現するシステム。
同システムは、MDF室に設置する24ユーザー分の構内光配線を収容する集合装置「CN-100BOX24S」(販売価格:980,000円)と、各住戸に設置する宅内装置「CN-100E」(販売価格:55,000円)で構成される。なお、1棟で24ユーザーを超える場合は、上位側にスイッチングHUB(LANで使用する集線装置)を設置する事で対応可能。また、各住戸では「CN-100E」をパソコンまたはルータ等に接続して利用する。
しかしながら、導入・設置は、基本的に建物建設時に行なうもので、竣工後または既存建物への設置は、状況により光ファイバ敷設のための大規模工事を要するケースもある。
※MDF室…ビル・集合住宅において、光ファイバ環境等を実現するために必要な主配線盤(Main Distributing Frame)を集約設置する部屋(場所)のこと。