住友林業(株)は14日、同社における国内全事業所を統合する環境マネジメントシステムの認証登録審査を受け、ISO(国際標準化機構)が定める「ISO14001」(環境マネジメントシステム規格)の全社統合認証を8日に取得したと発表。
同社は1997年4月に住宅本部で「ISO14001」を導入して以来、1997年7月に山林部門の森林経営について、1999年8月に住宅本部全エリア、2000年8月に筑波研究所、2001年8月に営業本部、特建本部、関東事業本部、山林・環境本部および本社にも取得範囲を拡大したことで、全社全部門での「ISO14001」の認証取得を完了、今回はこれについての統合認証を取得したもの。
なお、同社では2002年度の全社共通の環境目的として「建設副産物リサイクル推進等による廃棄物の削減」および「省エネ、資源有効利用の推進」の2点を掲げ、「新築系副産物の削減」「グリーン購入、調達の推進」など8点の環境目標を定めた。環境マネジメントシステムとはこうした「計画」を立てて「実行および運用」を行なった後に、「点検・是正処置」を経て「経営層による見直し」を行なう「サイクル」を1年ごとに毎年行ない、継続的改善を図ることを指す。
また、同社では「今後は関係会社においても認証取得を推進していく計画」としている。