不動産ニュース / 開発・分譲

2002/8/21

三菱地所、新制度施行に伴いマンション性能表示システムを拡充

 三菱地所(株)は21日、「既存住宅性能表示制度」が20日に施行したことに伴い、同社独自のマンション性能表示システム「CHECK EYE’S」の内容を、同制度に対応すべく拡充したと発表した。

 「CHECK EYE’S」とは、設計、施工管理、評価書の3つの視点で住宅の品質を表す同社独自の住宅性能表示システム。評価書については、国土交通省指定評価機関による性能評価書の取得のほか、住宅性能表示制度の体系に沿って、性能評価書の内容をわかりやすく説明、さらに性能表示項目で規定されていないセキュリティなどの重要な項目についても同社独自の住宅性能評価書を作成し顧客に渡している。
 今回拡充した項目は3点。入居後の建物の品質保全状況についても積極的に情報開示すべく、完成後のアフターサービス定期点検(3カ月、1年、2年)による共用部の修繕履歴を整理し、「チェックアイズカルテ」として管理組合宛に無償で発行していく。さらに「既存住宅性能表示制度」に伴い、完成し2年目点検時点で、公認の指定住宅性能評価機関による「共用部分検査・評価シート」を同社負担で取得し、管理組合宛に提供する。これにより、マンション購入者は自己の専有部分の評価書を申請すれば、マンション共用部も含めた「現況調査・評価書」の取得が可能となり、売却時等に第三者の評価として利用することができる。また、これを前提に「チェックアイズブック(入居後編)」を作成し、アフターサービスの仕組みや長期修繕計画など、購入検討時に知っておきたい内容を記載し配布する。
 対象となるのは、同システムを適用している全物件で、それぞれの事業段階に応じて導入していく予定。

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