東京建物(株)は21日、「2002年12月期中間決算(連結・単体)」を発表した。
それによると当期中間期単体の売上高は375億9,600万円(前年同期比▲11.5%)、営業利益は43億6,500万円(同▲22.8%)、経常利益は14億4,500万円(同▲44.8%増)、中間純利益は8億2,300万円(同▲54.4%)となった。
当期連結(対象17社)の売上高は490億1,100万円(同▲6.5%)、営業利益は64億4,800万円(同▲9.5%)、経常利益は32億4,900万円(同▲15.0%)、中間純利益は20億2,100万円(同▲16.7%)となった。
同社グループでは、依然厳しい状況が続く中で、マーケットの変化に対応した顧客重視の事業を推進。それにより賃貸事業部門では昨年と同程度の営業収益を確保したものの、分譲事業部門ではマンションの売上げ計上が下半期に集中するなどの影響から、すべてにおいて前年同期を下回る結果となった。
通期については、主要事業の賃貸事業および分譲事業において、より一層の収益力を図るとともに、同社が中心となって組成した日本プライムリアルティ投資法人が6月にJ-REIT上場を果たしたことで、不動産証券化関連事業など新たな事業にも取り組んでいくとしている。同社グループでは、「東京建物グループ全体の企業価値向上」をめざし、通期連結業績の営業収益1,250億円、経常利益90億円、当期純利益55億円を見込んでいる。