三井不動産販売(株)100%出資の子会社(株)リスペクト建物調査は22日、「既存住宅性能表示制度」の創設に伴い、不動産インスペクション(建物調査)事業「リスペクト」に3つの新メニューを追加し、24日よりサービスを開始すると発表した。
2000年1月にサービスを開始した「リスペクト」は、これまで三井のリハウス利用者を中心に950件を超える建物調査を受託している。そんな中、20日に「既存住宅性能表示制度」が施行。同サービスでもこれに対応し、調査対象を主要項目に絞った簡易サービスメニューなどのサービスを追加し、同事業の普及・拡大を図る。
新たに追加したメニュー3つ。1つめは、新制度の「現況調査」に対応した「ホーム&インスペクション・ライト」。これは調査対象を主要項目に絞った簡易版メニューで、これによりさらに手軽な料金で調査サービスを提供することが可能となる。2つめの「セレクト・インスペクション」は、外壁・屋根・床下など11項目それぞれの部位ごとの調査を、自由に組み合わせて利用することができるカスタムメイド方式を採用したサービス。ユーザー個々の調査ニーズにきめ細やかに対応すべく導入したもの。3つめは「特定現況調査」「個別性能に関する性能表示事項の評価」などに対応する「エキスパート・インスペクション」で、構造計算による耐震診断・シロアリ診断など7項目の専門調査オプションメニューを用意している。