不動産ニュース / 開発・分譲

2002/8/22

大阪・北浜の歴史的建造物が最新鋭ビルにリニューアル

 (株)アイディーユー(大阪市中央区、池添吉則代表)と(株)日本エスコン(東京都千代田区、直江啓文代表)は、登録文化財に指定されている築72年の「生駒ビルヂング」(大阪市中央区)を、最新設備と高付加価値を備えた「コンシェルジュオフィス 北浜T4B」にリニューアル、9月2日にオープンさせる。

 「生駒ビルヂング」は、生駒時計店が1930年に建造したもの。アールデコ様式を取り入れ、細部に至るまで贅をつくした造りで、建築費は現在の金額に換算すると約20億円におよぶ。その後、戦火、阪神・淡路大震災などを乗り越え、1997年には文化庁の「登録有形文化財」に指定されている。
 今回は、外観はそのままに、2~5階部分がオフィス、1階はコミュニケーションスペースを兼ねたエントランス、地階は会議室などにリニューアル。オフィス部分には最新ビジネス機器や設備を完備している。ソフト面では、エントランスにドアマンが常駐するほか、フロントクラークサービスやセクレタリーサービスなどきめ細やかなホスピタリティサービスが受けられるのも特徴的で、歴史的資産を継承しながらも最新鋭のサービスオフィスビルに生まれ変わった。サービスの中には、ベンチャーキャピタルや税理士、公認会計士などの紹介支援も行なうなど、独特のサービスも展開していく。
 なお、リニューアル資金は、SPCを利用した独自の再生事業スキームを構築。歴史的建造物の維持事業費用を、すべて民間資金でまかなっている珍しいケースでもある。

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