(株)地産は26日、同日開催の取締役会において会社更正手続き開始の申立を決議し、東京地方裁判所に対して申し立てを行なったと発表した。
同社は、1958年11月の創業以来、ゴルフ事業・ホテル事業・不動産事業および霊園事業を行なってきていたが、創業者である竹井博友氏の株式投機により負った巨額の負債につき、計画通りの資産処分・借入金および保証債務の圧縮を果たせなかったことなどから、今回の会社更正手続き申請にいたったもの。負債総額は3,200億円(2002年6月末日現在)。
現在、同社の全ゴルフ場、ホテル、霊園とも引き続き通常営業を続けており、今後は、現経営陣が全員退陣し、裁判所から選任された公正・公平で経験豊富な保全管理人のもと、経営体制の建て直しを図り、一日も早い信用回復に努め、全社一丸となって会社を再建していくとしている。