不動産総合情報サービスのアットホーム(株)19日、首都圏における8月の賃貸物件の市場動向を発表した。
同社への賃貸物件登録数は、居住用が36,297件(前年同月比2.5%増)で15ヵ月連続のプラス、一方で事業用は5,437件(同▲1.6%)となり18ヵ月ぶりにマイナスを示した。
1平方メートルあたり登録賃料の首都圏平均は、マンションが2,460円(前月比▲0.4%、前年同月比変動なし)、アパートは2,030円(同2.5%上昇、同0.5%上昇)となった。
1戸あたり登録賃料の首都圏平均では、マンションが11.05万円(前月比▲0.6%、前年同月比▲0.7%)、アパートが6.76万円(同0.1%上昇、同▲1.0%)となった。
居住用賃貸物件成約数は8,530件(前年同月比11.1%増)で、8月としては過去最高を記録。これは東京23区が3,463件(同6.6%増)と回復を見せたこと、また、埼玉県で894件(同37.1%増)と15ヵ月連続で増加、東京都下においても805件(同35.1%増)で11ヵ月連続の増加と好調が続いていることが要因となっている。
また、1平方メートルあたり成約賃料の首都圏平均は、マンションが2,590円(前年同月比2.0%上昇)、アパートは2,090円(同▲0.5%)。1戸あたり成約賃料の首都圏平均では、マンションが10.67万円(同2.1%上昇)、アパートは6.70万円(同▲3.2%)となった。