ダイア建設(株)は1日、取引金融機関による債務免除等の金融支援確定を発表するとともに、具体的概要を明らかにした。
同社は財務体質の改善等を目的に、同社大株主の米サーベラスグループや国内メインバンクなど計4社と債権放棄を含む債権譲渡等の基本合意締結を今年3月28日に発表している。
今回発表されたのは、米サーベラスグループとの間で締結した「財務上の対応に関する合意書」に則ったもので、同社の財務基盤強化支援の一環として債務免除が確定したもの。負債総額は3,083億3,200万円で、同グループより事業用資金として借り入れていた382億円の債務免除を受ける。なお、同社関連会社においても同日118億円の免除を受けた。
また、今後の見通しについては、2003年3月末日までに借入金を一部弁済することにより、残余の債務免除を受ける予定としている。