住友林業(株)の100%子会社でツーバイフォー住宅の設計・施工・販売を行なうスミリンツーバイフォー(株)(東京都中央区、中原英夫社長)は5日、自然素材のやすらぎと最先端技術を調和させた注文住宅の新商品「NOSTALGIA(ノスタルジア)」を販売開始した。
「NOSTALGIA」は、最先端技術を用いながらも「素朴で、どこか懐かしさのある居住空間」をコンセプトにした商品。そのため、床や建具など内部造作材にチーク(天然木材)を使用し、重厚かつ格調高い質感・色調が室内の落ち着いた雰囲気を演出。また、窓枠には寸法安定性に優れたマホガニー(天然木材)、外壁には広葉樹構造用合板、土台には国産檜のエンジニアリングウッドを使用している。
なお、1階から2階を貫いて1枚通し壁が構成可能な強度を持つ「バルーンフレーム」構造や、断熱性能に優れた外断熱フルセーブ工法」を採用することで、冷暖房効率を高めるとともに長寿命化を実現する。そのほか、居住者の健康面に配慮し、マイナスイオンの放出や空気の浄化作用がある火山灰(鹿児島のシラス)を主原料とした中霧島壁を壁仕上げ材に用いる。
販売地域は首都圏および近畿圏、価格は3.3平方メートルあたり75万円台(建物本体)からで、初年度100棟の受注を見込む。