三井不動産(株)と学校法人東京モード学園は10日、名古屋三井ビルディング南館および東館の建替事業について、共同で実施することで合意したと発表。
同建替事業計画地は、JR名古屋駅前地区にあり、名古屋市が策定した「名古屋新世紀計画2010」の中心地として位置づけられている。周囲には「JRセントラルタワーズ」「豊田毎日ビル再開発計画」「牛島再開発計画」といった大型プロジェクトが軒を連ねる都市機能の更新が進んでいるエリアで、また、7月に指定された都市再生特別措置法における都市再生緊急整備地域内に所在しており、名古屋の玄関口にふさわしい街づくりが期待されている。
今回建て替えが決定した2棟は、南館が地下2階地上9階建てで1958年に竣工、東館は地下3階地上9階建てで1974年に竣工しており、どちらもオフィスおよび店舗が入居する複合ビル。今後のスケジュールとしては、本格的な検討の後、2004年度に解体し、文化・交流施設棟の建設に着手する予定。