パナホーム(株)は18日、神奈川県鎌倉市御成町で高級物件「凛(りん)シリーズ」の建売分譲を販売するのに伴い、マスコミ向けの建物完成内覧会を実施した。
同社では、すでに田園調布、成城、本郷(いずれも東京都内)で分譲販売を行なっているが、このほどJR横須賀・江ノ島電鉄「鎌倉」駅から徒歩5分の住宅地おいて、全5区画(259.65~360.30平方メートル)を分譲する。
同地は、古都鎌倉らしい家並みがよく保存されたエリアで、源氏山の裾野のありのままの自然林を残すとともに、鎌倉らしい生垣や竹垣が残され、「鎌倉景観百選」にも選ばれている。開発にあたっては、敷地内にある樹齢200年以上のタブの木を残すなど、自然保護と周辺環境との調和に細心の配慮がなされた。
今回公開されたのは、土地面積360.30平方メートル、建物延べ面積164.95平方メートルの物件で、分譲価格は1億8,900万円。建物は「茶室付き純和風の豪邸」をコンセプトとする2階建てで、鉄骨構造でありながら外観も内部造作も本格和風の数奇屋建築。また、茶会を催せる「離れ(平屋建て)」も付いているが、どの部屋からも美しい庭を眺められるよう、建物が配置されている。
なお、他の4区画は売り建て方式により販売するが、すでに1区画は契約済みとなっている。残る3区画はそれぞれ敷地261.16平方メートル(価格1億3,570万円)、291.51平方メートル(同1億2,870万円)、293.26平方メートル(同1億6,070万円)で、今後およそ半年間かけて販売、契約に結び付けていく方針。
また、同社では同シリーズによる建売分譲を、「鎌倉・二階堂」地区において計画中。