ミサワホーム(株)と関連会社のイマジニア(株)(東京都新宿区、神藏孝之代表取締役社長)は21日、木素材「M-Woow」の中国生産について基本合意したと発表。
「M-Wood」は木材とプラスチック廃材を原料とした完全リサイクル型の長期耐用木材樹脂素材で、ミサワホームが16年かけて工場量産を可能にした。現在は同社木質系住宅の大半に採用され、海外の木材加工工場や国内の製品加工工場および物流システムを拡充し、増販体制を整備している。先に発表した11月限定販売の低価格住宅「LIMITED25」と「LIMITED1000」の展開においても、「M-Wood」および他の木素材の大量供給によるコストダウン成功が、実現可能となった大きな要因の一つと三澤社長は述べている。
近年中国では住宅需要が拡大するとともに木材需要も急激に増加していることから、同社では代替素材として「M-Wood」を展開していく方針。なお、イマジニアは中国において技術指導・技術資料提供および生産・販売ライセンス取得等の実質窓口的な存在として展開する予定。