不動産ニュース / 政策・制度

2002/9/30

国土交通省、建築着工統計調査報告(平成14年8月分)を発表

 国土交通省は30日、平成14年8月分の全建築物の着工床面積と新設住宅着工戸数を発表した。

 これによると、建築物の着工床面積は1,437万平方メートル(対前年同月比▲12.1%)で3ヵ月連続の減少となった。
 建築主別では、公共の建築主は97万平方メートル(同▲38.9%)で、2ヵ月連続の減少。民間の建築主も1,340万平方メートル(同▲9.2%)と、3ヵ月連続で減少となった。民間建築主のうち居住用は920万平方メートル(同▲7.7%)、非居住用は420万平方メートル(同▲12.2%)で、いずれも3ヵ月連続の減少となった。
 用途別では、鉱工業用は73万平方メートル(同▲37.0%)で17ヵ月連続の減少、商業用は122万平方メートル(同▲10.1%)、サービス業用は107万平方メートル(同▲9.6%)で共に2ヵ月連続の減少となった。
 使途別では、事務所は44万平方メートル(同▲33.5%)で2ヵ月連続の減少、店舗は78万平方メートル(同15.7%増)で11ヵ月連続の増加、工場は59万平方メートル(同▲39.0%)で17ヵ月連続の減少、倉庫は46万平方メートル(同▲20.4%)で3ヵ月連続の減少であった。

 新設住宅着工戸数は97,653戸(対前年同月比▲6.7%)で、2ヵ月連続の減少。
 利用関係別戸数でみると、持家は30,171戸(同▲8.6%)で3ヵ月連続の減少。住宅金融公庫融資による持家は3,673戸(同▲64.9%)で31ヵ月連続の減少であったが、民間資金による持家は24,431戸(同18.2%増)で34ヵ月連続の増加となった。
 貸家は38,873戸(同▲2.3%)で5ヵ月ぶりに減少。公的資金による貸家は5,633戸(同▲39.9%)で3ヵ月連続の減少となったが、民間資金による貸家は33,240戸(同9.3%増)で19ヵ月連続の増加となっている。
 分譲住宅は27,683戸(同▲11.2%)、マンションは18,102戸(同▲9.2%)でともに2ヵ月連続の減少。一戸建住宅は9,525戸(同▲14.0%)で12ヵ月連続の減少となった。
 また、地域別総戸数は、いずれの地域においても減少であった。

 なお、この統計調査報告の概要は、国土交通省ホームページ(http://www.mlit.go.jp/toukeijouhou/chojou/index.html)にて閲覧可能。

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