不動産総合情報サービスのアットホーム(株)30日、同社のネットワークにおける首都圏の2002年9月分「売物件」について、物件登録数、登録価格、成約数、成約価格を明らかにした。
これによると物件登録数は、中古マンションは1,939件(前年同月比▲8.8%)で22ヵ月連続のマイナス、居住用土地は3,339件(同▲15.3%)で2ヵ月連続のマイナス、新築戸建ては5,768件(同▲6.2%)で5ヵ月連続のマイナス、中古戸建ては1,774件(同▲17.8%)で15ヵ月連続のマイナスとなった。
首都圏平均の登録価格は、中古マンションは1平方メートルあたり33.45万円(前年同月比0.4%上昇)で再び増加に転じ、また1戸あたりでも2,064万円(同▲0.3%上昇)と2ヵ月連続のプラスとなった。居住用土地は1平方メートルあたり20.31万円で、前月同月比の変動はなし。新築戸建ては1戸あたり3,805万円(同▲7.7%)で、5ヵ月連続で過去最低記録を更新した。一方で、中古戸建て住宅は3,508万円(同3.2%上昇)となり、5ヵ月ぶりにプラスを示す結果となった。
首都圏平均の物件成約数は、中古マンションは671件(前年同月比▲6.5%)で再びマイナスを示した。しかし、1,000万円未満の物件の成約数は、前年同月比で19.2%増加、4ヵ月連続増と好調に推移しており、成約全体に占める割合をみても22.5%と過去最高を記録した。新築戸建ては1,356件(同8.9%増)で26ヵ月連続のプラス、一方、中古戸建ては505件(同▲3.3%)で再びマイナスに転じた。
首都圏平均の成約価格は、中古マンションは1平方メートルあたり31.02万円(前年同月比3.3%上昇)、1戸あたりでは1,858万円(同2.2%上昇)で、いずれも3ヵ月連続の上昇となった。新築戸建ては1戸あたり3,849万円(同▲5.7%)で21ヵ月連続のマイナス。中古戸建ては1戸あたり2,868万円(同▲1.0%)で再びマイナスとなった。