野村不動産(株)は30日、東京都内で約10年ぶりに民間事業者が手がける300区画以上の大規模開発「千都の杜」(東京都町田市)の第1期第1次販売分37戸の抽選を26日に行ない、最高倍率26倍、平均倍率6.89倍で即日完売したと発表した。
第1期第1次販売分は、販売価格6,688~1億181万円、敷地面積172.36~208.88平方メートル、建物面積122.26~153.19平方メートルの木造2階建て戸建て住宅。9月のモデルハウス公開以来、約2,000組の来場者を記録している。
登録者は、36歳から40歳が約30%%と最も多く、次いで20%を占めたのが41歳から50歳で、平均は43.9歳であった。家族数は、半数近くが4人で、近隣の同社分譲マンションに比べると平均で1.1人増。前居住地は、町田市、川崎市麻生区、相模原市、横浜市青葉区など近隣地域のからの登録が40%を占めたほか、埼玉や千葉などからの登録も目立った。なお、買い替え比率は約40%で、その内訳は「マンションから戸建て」「戸建てから戸建て」がほぼ同数であった。
即日完売をした要因として同社では、大規模開発による住宅地の稀少性と、小田急線「鶴川」駅より住宅地の入り口まで徒歩8分という交通の利便性が好評を博したものとしている。また、マンションの安全性を意識し、セコムの提案を受け独自のセキュリティシステムを開発したことも、評価が高かったという。