三井不動産（株）は1日、旧「フェヤーモントホテル」跡地（東京都千代田区九段南2丁目）において、分譲マンション「パークマンション千鳥ケ淵」（総戸数63戸）の建設工事に着手したと発表。
同マンションは、地上15階地下2階、敷地面積は2,186.97平方メートル。桜の名所として名高い「千鳥ヶ淵」や「内濠の水」「北の丸公園」などの豊かな自然に恵まれた稀少性の高い場所に位置することから、この立地ポテンシャルを生かして「日本が誇れるマンション」をコンセプトとし、ハードとソフトの両面において、従来のマンションを上回る“最高レベルを極める”ことを目指す。
なお、意匠面については多数の受賞実績を持つ新進気鋭の建築家・内藤廣氏を起用しするとともに、各戸室内デザインには新建築社と共催した「第一回住空間デザインコンペ（新しい都心居住性をデザインで提案する）」の最優秀受賞作品8点をモデルルーム（約140平方メートル）として採用する。
また、同社初の試みとして、戸境壁撤去を可能とする“完全設計変更”の対応を予定している。これにより、隣接住戸を接合した大型住戸（1フロアを結合した場合760平方メートル超）も可能となる。
同社では来年春の販売に向け、商品企画「アウトドアジャグジーバス付ペントハウス」や「本格茶室付住戸」（いずれもモデルルームを予定）など、多彩な住空間の提案を行なうこととしている。竣工は2004年5月の予定。
