(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は11日、首都圏における2002年10月の不動産流通市場の動向を発表した。
これによると中古マンションの成約件数は2,255件(前年同月比▲0.18%)と僅かながらも3ヵ月ぶりに前年同月比が減少に転じたが、新規登録物件数については8,004件(同5.55%増)と、3ヵ月連続で前年同月比が増加となった。また成約物件平均価格は1,953万円(同1.88%増)と前年比で前月の減少から転じて増加、前月比でも0.31%の増加をみせた。成約物件1平方メートル当たりの単価は30.33万円(同1.88%増)と前年比で6ヵ月ぶりに上昇、前月比でも0.31%増と3ヵ月ぶりの上昇となった。
戸建住宅の成約件数は1,028件(同▲0.87%)で、4ヵ月ぶりに減少に転じた。新規登録物件数は5,424件(同▲8.72%)で、8ヵ月連続で前年同月を下回っている。成約物件平均価格は3,572万円(同0.57%増)、新規登録物件の平均価格は4,182万円(同▲4.40%)となった。
土地(100~200平方メートル)の成約件数は353件(同6.65%増)となり、7ヵ月連続の増加。成約物件の平均価格は3,088万円(同0.15%増)となり前年比で再び上昇、前月比では1.34%増と2ヵ月連続の上昇となっている。新規登録件数は2,207件(同▲11.01%)。