不動産ニュース / 調査・統計データ

2002/11/21

長谷工総研、ファミリー賃貸住宅市場の現状分析を発表

 (株)長谷工総合研究所は20日、「ファミリー賃貸住宅市場の現状分析」をテーマとしたレポートをまとめ発表した。

 同調査は、ファミリー向けの物件が若年層・小家族向けの賃貸住宅に比べて新規供給数、ストックともに少なく、多様な入居者ニーズにも対応しきれていない現状に鑑み、「ファミリー向けの住宅」という観点から分析を行なったもの。
 これによると、1998年の住宅・土地統計調査をもとにした延床面積別賃貸住宅ストックの分布状況では、単身者向け30平方メートル未満、30~49平方メートルの物件が全体の70%を占めている。一方で、ファミリー向けと思われる70~99平方メートルの物件ストック数は、首都圏で31.4万戸(構成比5.6%)、近畿圏で21.5万戸(同7.2%)と、いずれも少ない状況。しかしながら供給数は、「住宅着工統計」からみると賃貸住宅、特に賃貸マンションの着工戸数は年々減少の傾向にあり、2002年1~9月で首都圏で8.0万戸、近畿圏3.7万戸と、数的需要に供給が追いついていない現状が分析される。
 また、近年、若年層・小家族向け住宅については、デザイナーズ賃貸マンションやサービスアパートメントなど、多様なニーズに対応した住宅が増加。ファミリー向け賃貸住宅についても、ストック全体の改善を図るために、量質ともに、より充実した賃貸住宅の供給が必要であると思われる。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆