不動産ニュース / 開発・分譲

2002/11/27

リクルートコスモス、福岡市で民間分譲マンション建て替え事業に着工

「西新2丁目プロジェクト」完成予想図
「西新2丁目プロジェクト」完成予想図

 (株)リクルートコスモスは27日、福岡県福岡市早良区のマンション建て替え事業「西新2丁目プロジェクト」の新築マンション建設工事を開始したと発表した。

 同プロジェクトは、従前の区分所有者により、2000年5月より大規模修繕工事の必要性から建て替えが検討されていたもの。2001年3月以降、不動産コンサルティング事業を手がける(株)ラプロス(福岡市中央区、代表取締役社長:樋口繁樹氏)がコーディネーターとして参画、同年9月に全区分所有者の合意形成にいたり、「任意建て替え方式」として成立した。
 同プロジェクトでは、住宅金融公庫「都市居住再生融資・高齢者向け返済特例制度」を全国第1号適用(予定)案件として適用する。同制度は、(財)高齢者住宅財団が1,000万円を保証上限として、住宅を担保としたリバースモーゲージ型ローンを融資するもの。分譲マンションの建て替えにおける課題のひとつに区分所有者の高齢化による融資の受けにくさがあったが、同制度適用により建て替え促進を図るとしている。
 また、同プロジェクトにおいては、等価交換方式を採用。等価交換方式による建て替えの場合、建て替え後の容積率に余裕がないと実現困難とされているが、同物件は従前132%に対して建て替え後は150%、全国64の建て替え事例の平均倍率3.07倍に比べ、1.14倍と非常に少なく、希少な事例となるものとみられる。
 なお、同社にとって、同プロジェクトは「新千里西町K-A団地プロジェクト」(大阪府豊中市)に続く2件めの建て替え事業であり、今後も両事業のノウハウを生かし、建て替え事業に積極的に取り組んでいくとしている。

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