東急不動産(株)は5日、学生(大学3年生または大学院1年生)を対象に、就職活動前の就業体験の機会となるインターンシップ制度を、同社としては初めて導入すると発表した。
カリキュラムは、会社全体像を理解できるようなプログラムを組み込みつつ、「マンション開発分譲業務」「オフィスビルや商業施設の開発・運営業務」「リゾート施設開発・運営業務」「不動産鑑定・仲介業務」について各1~2名づつ配属し、実際の業務を体験してもらう。学生には、経験した業務についてのレポート提出を課し、その後に「インターンシップ修了書」を発行する。なお、参加者の体験報告は、ホームページ上で紹介していく予定。
同社では、学生が将来を見極める重要な時期の就業体験により、企業・業務についての理解を深め、企業側・学生側相互に有効な機会にしたいとしている。
期間は12月9日から25日のうちの8日間。学業との両立ができるよう、各自の都合に合わせ出社日程を設定できるようにしている。参加する学生は、(株)毎日コミュニケーションズが運営するインターネット就職サイト「MCコンパスhttp://www.mc-compass.com/」内の同社専用の不動産ビジネス講座修了者から書類選考・面接の結果、すでに7名が決定している。