NTTグループの総合エンジニアリングサービス会社の(株)NTTファシリティーズは、東京海上火災保険(株)および東京海上リスクコンサルティング(株)と提携し、IT社会の基盤となる建物や設備などファシリティの脆弱性を評価する「ファシリティリスク評価サービス」を今月から開始する。
同サービスは、「リスク評価」と「ソリューションサービス」で構成されるもの。建物から設備、運用・保守レベルまでのリスク評価を行ない、その結果を保険プログラムに反映し、建物・設備のコンサル、改善提案、リニューアルまで総合的なエンジニアリングサービスを提供する。
なお、サービス内容はレベルによって3段階に分かれており、レベル1はアンケートとインタビュー調査、レベル2はプラス実地調査、レベル3はさらに個別リスク相談をプラスしたものとなっている。
同社では、同サービスを、ソリューションを提案する保険とエンジニアリングを融合させる新しいサービスと位置づけており、今後もファシリティの信頼性向上施策や耐震試験企画の標準化、雷電リスク低減に向けたコンソーシアムの設立など、IT社会のリスク低減に努めていくとしている。