東京都住宅局は5日、平成14年10月の「新設住宅着工統計」を発表した。
それによると、10月の東京都内における新設住宅の着工戸数は、分譲住宅が大幅に増加し、前年同月比43.8%増の19,098戸で2ヵ月ぶりに増加となった。
利用関係別では、「持家」は2,012戸(対前年同月比4.6%増)で2ヵ月ぶりに増加に転じた。このうち公的資金分は69戸(同▲62.7%)で、2000年3月以来連続で減少しているが、民間資金分は1,828戸(同11.1%増)で2ヵ月ぶりに増加。「貸家」は6,370戸(同48.0%増)で、このうち公的資金分972戸(同137.7%増)で2ヵ月連続の増加、民間資金分は5,212戸(同38.5%増)で12ヵ月連続の増加となった。「分譲住宅」は10,663戸(同52.4%増)で2ヵ月ぶりに増加に転じた。このうち公的資金分は1,644戸(同57.6%増)で3ヵ月連続で増加、民間資金分についても8,901戸(同49.9%増)で2ヵ月ぶりに増加となった。
なお、マンションは8,851戸(同71.2%増)で2ヵ月ぶりに増加。一戸建住宅は1,775戸(同3.0%増)で2ヵ月連続の増加となった。
また、地域別では、中央区の大規模建築物の着工が寄与したことにより、都心3区(中央区、千代田区、港区)で3,865戸(同369.1%増)と3ヵ月連続での増加となった。都心10区では6,068戸(同129.7%増)、区部では14,242戸(同49.3%)となり、いずれも3ヵ月ぶりの増加となった。