(財)ベターリビングは、環境に配慮した次世代型住宅部品の方向性を探ることを目的に「21世紀の住空間をささえる部品開発コンペ」を開催し、12月6日の最終選考で、優秀提案3点、入選提案4点を選定したと発表。
同コンペのテーマは、「新たな可能性を予感する環境配慮型住宅部品」。そのため、具体的な提案だけでなく、おおむね2年以内に試作・製品化することを要件としている。
選考は、50点の応募提案を、環境への配慮、アイデアの斬新性、商品化の可能性などについて審査し、1次選考会で12点を選定。その後、6日の最終選考会において7点を入選とし、うち3点を優秀提案と決定した。同法人では当初、入選の選定枠を4提案としていたが、最終選考に残った12点がいずれも実現性の高い意欲的提案であったことから、7点に選定枠を拡大している。
優秀提案に選ばれたのは、東陶機器(株)の「住宅用圧送トイレ(どこでも超節水)」、立山アルミニウム工業(株)の「ユニバーサルデザインシステムサッシ」、(株)ノーリツの「多機能ヘッダーによる最適湯まわりシステム」の3点。
同コンペの詳細、他の入選提案については、同財団ホームページを参照のこと。