不動産ニュース / 開発・分譲

2003/1/6

三菱商事ら、旧清水家別荘跡地に戸建て住宅を分譲

「大磯松韻」現地空撮
「大磯松韻」現地空撮

 三菱商事(株)、清水建設(株)およびスタジオランドジャパンの3社は、神奈川県中郡大磯町において進行中の、清水組(現・清水建設)4代目清水満之助氏の別荘跡地約1.7ヘクタールを活用した、大規模な宅地造成プロジェクト「大磯松韻」(総区画数40区画)について、2003年1月中旬より分譲地の販売を開始する。
 
 開発が進められている同地は、避暑・避寒の地として注目され、明治・大正・昭和の政財界人や文化人が好んで別荘を設けた土地で、日本有数の歴史ある別荘地。事業主である三菱商事が同地を2年前に購入し、清水建設(設計施工)、スタジオランドジャパン(ランドスケープデザイン)の3社により大規模環境創造プロジェクトとして開発計画を進めてきた。
 開発にあたっては、「歴史のある大磯らしい住環境を将来にわたって維持したい」という開発コンセプトのもと、大磯町との協議で「地区計画」や「緑地協定」が策定されるなど、将来にわたる良好な環境保全を行政側と一体となって取り組んでいく。
 敷地プランは、1区画平均295平方メ-トルと余裕を確保した分譲住宅に設定され、建築条件も設けられていない。さらに環境共生をめざしている点も特徴的で、石畳みや庭石、灯篭、既存樹木などは極力再利用した上で、海岸線の美観を街区に復活させるほか、「星の見える街」をめざして電線・ケーブルなどは共同溝による地中化を図り、フットライト中心のローアングル照明が計画されている。
 また、道路計画は自然感にこだわり、保存樹木を活かした上で、クルドサック(回遊式庭園道路)を設けるなど歩行者への配慮だけでなく、公園的機能もあわせ持っている。
 2003年1月中旬より販売を開始し、引渡しは同年2月の予定。なお同社では、販売価格ボリュームゾーンは5,400万円台と8,200万円台を予想、顧客層はセカンドユースやリタイヤ、セミリタイヤが中心とみている。
 物件に関する問い合わせはインフォメーションセンター(tel 03-3563-3181)まで。

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