（株）東京証券取引所は7日、不動産投資信託（REIT）市場に関する統計データの充実化を図るべく、今春を目処に「東証REIT指数」および「投資部門別売買動向」を公表することを決定した。
これらの公表は、REIT市場開設から1年が経過し、さらなる投資環境整備の一環として行なうもの。指数については、ベンチマークとしての利用に対するニーズの高まりなどを受け公表に至ったとしている。
公表を予定している「東証REIT指数」は、現在上場しているREIT全銘柄を対象にした時価総額加重平均の指数。算出は、東証株価指数（TOPIX）に準じた方法で行ない、東証ホームページを通じて終値ベースの指数値を公表していく。また今度は、終値ベースの指数値に加え、配当込みの指数値を併せて算出・公表する予定。
