(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は15日、首都圏における2002年12月の不動産流通市場の動向を発表した。
これによると中古マンションの成約件数は1,798件(前年比▲7.32%)と前年比で3ヵ月連続の減少となった。新規登録物件数については6,450件(同5.86%増)と、5ヵ月連続の増加。また、成約物件平均価格は1,987万円(同0.14%増)となり、前年比が前月の減少から再び増加に転じ、前月比でも1.61%の増加をみせた。成約物件1平方メートル当たりの単価は30.75万円(同▲0.93%)と前年比で2ヵ月ぶりに減少となったものの、前月比は0.40%増となり、3ヵ月連続の上昇となった。
戸建住宅の成約件数は864件(同▲10.19%)で、3ヵ月連続の減少。新規登録物件数は4,143件(同▲9.24%)で、10ヵ月連続で前年同月を下回っている。成約物件平均価格は3,397万円(同▲1.16%)、新規登録物件の平均価格は4,266万円(同▲0.55%)となった。
土地(100~200平方メートル)の成約件数は273件(同4.20%増)となり、10ヵ月連続の増加。成約物件の平均価格は2,871万円(▲10.00%)と2ヵ月連続の減少、前月比でも▲1.24%となり2ヵ月連続の減少を示した。なお、新規登録件数は1,828件(同6.53%増)、平均価格は3,238万円(同▲2.59%)であった。