不動産流動化ビジネスを手がけ、2002年11月にナスダック上場を果たしたアセット・マネジャーズ(株)(東京都中央区、代表取締役社長:古川令治氏)は10日、「2003年2月期第3四半期決算」を発表した。
当期第3四半期の売上高は12億3,000万円(前期3億9,900万円)、営業利益は3億2,500万円(同1億4,400万円)、経常利益は2億9,500万円(同1億4,200万円)であった。
売上高については、ソリューション事業において今期より開始したファンドに組み込めない資産等の不動産売買事業、また大型案件の証券化が大きく寄与し、累計で9億2,400万円を計上。ファンド事業では、今期に入りFRP(渋谷区神宮前の再開発)、FRT(大阪市豊中市のオフィスビル)、FRD(東京都中央区のオフィスビル)の計3つの新規ファンド組成。既存のファンドにおいても、運用資産の積み上げに努めた結果、累計で3億600万円となった。また、利益についても、業容拡大に伴う経費増加、上場費用が発生したものの、両事業売上増加によりコストが吸収できたため、営業利益、経常利益ともに増益となったとしている。
なお通期については、当期第3四半期までの進捗を踏まえ2002年10月発表の業績予想を修正。売上高は前回発表よりも15.2%増の14億5,900万円、経常利益は同5.9%増の3億6,800万円、当期利益は同7.7%増の2億1,700万円を見込んでいる。