不動産ニュース / 調査・統計データ

2003/1/31

東京カンテイ、近畿圏主要300駅のマンション収益力を算出

 (株)東京カンテイは30日、近畿圏の新築および中古マンションを同社独自のマンション収益指標「マンションPER」で比較した、主要300駅の収益力分析結果を発表した。

 「マンションPER」とは、マンション1戸あたりの収益力を示す同社独自の指標で、マンション価格(評価額)を年間の賃料(収益力)で除したもの。マンション価格を現在の評価額、月額賃料を現在の収益力と考えて「何年で回収できるか」を算出することにより、駅別に収益力の違いを試算することができる。
 同調査によると、「賃料相場に比べて割安なお買い得駅」は大阪市・神戸市の中心部周辺の交通利便性の高い地域であり、収益率の高い上位3駅およびそれぞれのマンションPERは、JR東西線「加島」駅16.31、大阪市営谷町線「喜連瓜破」駅16.89、阪急宝塚線「川口能勢口」駅17.30であった。ちなみに「喜連瓜破」駅については、やや郊外立地ながら大阪市・神戸市への利便性が良いため、賃料相場が高水準で収益性の高い駅にランクされた。
 また、新築マンションを全額ローンで購入した場合を想定して賃料相場と比較し、賃料相場とロ-ン返済額の差額を算出。その差額が大きい「ローンを借りて買っても得」な駅の上位3駅およびマンションPERは、JR神戸線「元町」駅16.27、大阪市営谷町線「中崎町」駅16.21、京都市営烏丸線「四条」駅16.52であった。

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