(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は30日、首都圏における2002年10月~12月の不動産流通市場の動向を発表した。
これによると中古マンションの成約件数は6,116件(前年同期比▲2.7%)と再び前年同期比でマイナスとなったが、新規登録物件数については22,216件(同6.9%増)と2期連続で前年同期比プラスとなった。また成約物件平均価格は1,963万円(同0.6%増)となり、3期連続のプラス。成約物件1平方メートル当たりの単価は30.55万円(同0.1%増)であった。
戸建住宅の成約件数は3,688件(前年同期比▲3.7%)で、3期ぶりに前年同期比が下回った。新規登録物件数は20,424件(同▲9.5%)と、3期連続で前年同期比マイナス。成約物件平均価格は3,347万円(同▲1.4%)と3期連続で過去最低を更新した。新規登録物件の平均価格は4,075万円(同▲3.0%)となった。
土地(100~200平方メートル)の成約件数は1,146件(前年同期比7.3%増)となり、3期連続で前年同期比でプラス。成約物件の平均価格は3,020万円(同▲4.8%)、1平方メートル当たり単価は21.10万円(同▲4.7%)となった。新規登録件数については8,111件(同▲2.8%)と2期連続で前年同期比マイナス。平均価格は3,246万円(同▲4.4%)、1平方メートル当たり単価は22.94万円(同▲4.6%)であった。