(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は10日、首都圏における2003年1月の不動産流通市場の動向を発表した。
これによると中古マンションの成約件数は1,922件(前年比0.79%増)と4ヵ月ぶりに増加に転じた。新規登録物件数については7,537件(同10.71%増)と、6ヵ月連続の増加。また、成約物件平均価格は1,980万円(同2.85%増)となり、前年比が2ヵ月連続で増加したが、前月比では▲0.36%と4ヵ月ぶりに減少に転じた。成約物件1平方メートル当たりの単価は30.44万円(同1.64%増)と前年比で再び増加に転じたものの、前月比は▲1.02%となり、4ヵ月ぶりの減少となった。
戸建住宅の成約件数は829件(同▲0.36%)で、4ヵ月連続の減少。新規登録物件数は5,279件(同▲3.42%)で、11ヵ月連続で前年同月を下回っている。成約物件平均価格は3,445万円(同▲1.95%)、新規登録物件の平均価格は4,227万円(同▲1.28%)となった。
土地(100~200平方メートル)の成約件数は246件(同2.5%増)となり、10ヵ月連続の増加。成約物件の平均価格は2,910万円(▲8.46%)と3ヵ月連続の減少、前月比では1.34%増となり3ヵ月ぶりに増加に転じた。なお、新規登録件数は2,112件(同0.67%増)、平均価格は3,135万円(同▲4.82%)であった。