三井不動産販売（株）は3日、2003年4月1日付けの代表者・役員をはじめとする人事異動、経営機構改革・組織改正について発表した。
4月1日付けをもって、現代表取締役社長の清水隆雄氏は代表取締役会長に就任、後任には、現代表取締役副社長の岩崎芳史氏が就任する。なお、代表取締役副社長には現三井不動産執行役員住宅事業本部住宅事業本部都市開発第二事業部長の池田孝氏が就任予定。
経営機構改革としては、取締役による経営意志決定および業務執行監督機能と、執行役員による業務執行機能を分離し、経営・戦略・立案と業務執行機能などの強化おける責任の明確化を図ることを目的として取締役会の改革および執行役員制の導入を行なう。
また、機構改正については、一般受託事業やリパーク（総合駐車場）、三井不動産との法人仲介（売買）部門の強化を図るとともに、スタッフ機能を見直して重複業務の統合・効率化を図る。具体的には、受託営業本部の新設をはじめとして前出の法人仲介部門等の強化や生活関連営業部の再編など。また、これに伴い、スタッフ機能の統合や人事異動が行なわれる。
なお同日、6月下旬の役員異動も発表になった。これによると、現取締役の吉崎國昭氏、伊東昌一氏、常務取締役の川地孝氏が退任する。6月下旬開催予定の株主総会後の取締役会決議を経て決定するが、吉崎氏、伊東氏については同日付けで顧問に就任の予定。
