積和不動産(株)(東京都渋谷区、代表取締役社長:山林高明氏)は13日、「2003年1月期決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は766億6,000万円(対前期比10.0%増)、営業利益は33億3,300万円(同29.5%増)、経常利益は33億9,400万円(同30.8%増)、当期純利益は10億2,200万円(同128.7%増)であった。
当期連結業績(対象2社)の売上高は824億3,500万円(対前期比10.0%増)、営業利益は36億1,800万円(同31.8%増)、経常利益は36億3,900万円(同32.8%)、当期純利益は11億4,300万円(同116.6%)であった。
営業収益、営業利益、経常利益についてはいずれも増収増益となり、3期連続で過去最高の数値を更新。また、当期純利益についても、前年同期比116.6%と大幅な増益を記録したが、財務体質強化を目的に固定資産を売却。所有目的を販売用不動産に変更した結果、評価損14億4,100万円の特別損失を計上している。
次期については、東京都港区六本木地区に高額賃貸マンションが夏に竣工。これを筆頭に、安定業績によるオーナーからの信頼と高入居率を背景に、優良物件の新規借上げに注力していく方針。また、昨秋に東京都文京区内に第1号物件を立ち上げた定期借地方式による自己所有物件などにも積極的に取り組んでいく考えだ。こうした要素をもとに同社では、次期営業収益888億円、経常利益38億5,000万円、当期純利益20億円を見込んでいる。