(社)全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)は、2003年度より会員業者および従業者を対象に、国家資格ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士試験の対策講座「全宅連ファイナンシャル・プランニングコース」を開講すると発表した。
FP技能士とは、個人の資産設計の提案のアドバイスを行なう専門資格で、金融の自由化の進行や資産管理に対する自己責任の浸透に伴い、金融業界ではすでに必須資格になりつつある。宅建業者にとっても、不動産オーナーに対するコンサルティングやローン相談など資産のトータルアドバイザー的資質が求められることから、FPの知識習得は必要不可欠になることが予想される。同連合会では、そうした必然性に加え、昨年4月から厚生労働省の国家資格「ファイナンシャル・プランニング技能検定」がスタートしたことを鑑み、同講座開設を決定した。
今回創設した講座は、国家資格3級合格から2級を狙うための通信講座で、受講期間は10ヵ月。使用する教材はFP受験の初心者を念頭においた基本書3冊と計5回の添削問題で構成。受講者には、試験案内等の受験情報も適宜提供していく。なお、受講料は5万円(不動産アナリストコース修了者は4万円)で、宅建協会の会員・従業員であれば誰でも受講可能。
■資料の請求・問合せ
全宅連事務局 ファイナンシャル・プランニングコース係
TEL:03-5821-8112