不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は19日、首都圏における2月の賃貸物件の市場動向を発表した。
同社への賃貸物件登録数は、居住用が60,977件(前年同月比25.0%増)で2ヵ月連続で過去最高を記録した。一方、事業用は7,345件(同▲3.7%)と前年同月比で4ヵ月連続のマイナスとなった。
1平方メートルあたり登録賃料の首都圏平均は、マンションが2,640円(前月比変動なし、前年同月比7.8%上昇)、アパートは2,050円(同変動なし、同3.5%上昇)であった。
1戸あたり登録賃料の首都圏平均では、マンションが11.04万円(前月比▲1.5%、前年同月比1.3%上昇)、アパートは6.61万円(同0.5%上昇、同0.2%上昇)となった。
居住用賃貸物件成約数は18,214件(前年同月比▲1.5%)で、再び減少。地区別では、東京23区が2ヵ月連続で増加し、中でも城東地区など低賃料エリアの成約の増加が目立つ結果となった。なお成約の中心はシングル向け物件で、全体に占める割合も増加している。
また、1平方メートルあたり成約賃料の首都圏平均は、マンションが2,510円(前年同月比▲0.4%)、アパートは2,170円(同0.9%上昇)。1戸あたり成約賃料の首都圏平均では、マンションが9.59万円(同▲1.2%)、アパートは6.56万円(同▲0.8%)となった。