(株)ウィークエンドホームズ社(東京都渋谷区、代表取締役:森本剛氏)はこのほど、同社が保有する1,000人の建築家、2,400店の工務店のネットワークを活用した「良質家づくり」について、5月を目処にフランチャイズチェーン(FC)展開を開始すると発表した。
同社ではこれまで、家を建てたい人に対して、直接「資金プランニング」や「敷地調査」をベースとしたコンサルテーションを行なった上で、設計コンペを実施。競い抜かれた設計提案の中から、最適な建築家を担当として任命する方法で、高い成約率を確保する、高満足型の家づくりの実績を上げてきた。
新体制においては、建築家に設計を依頼する顧客との打ち合わせなどを、地域密着型のFC加盟店に任せ、本部ではコンペ運営およびコンペ案の審査、建築家や工務店との打ち合わせなどに専念。これにより、今後増加すると見られる「首都圏以外」の顧客へのサービス提供体制を整える。
具体的には、本部へ問い合わせがあった顧客について、本部が資金状況や土地条件などを確認したうえで、その情報を顧客の最寄り加盟店に提供。加盟店担当者がより詳しい「家づくりの要望」に関するヒアリングや、「法務局」「役所」などで必要となる情報の確認等を行ない、設計コンペのための必要事項の打ち合わせなどを行なう。
第一弾の募集として、地方の不動産業者を中心に加盟店を募集する。事業の柱である住宅用地の売買仲介に同社の建築ソリューションサービスを付加することにより、本業とのシナジーを最大化するパートナー開拓をめざす。契約条件の詳細は検討段階だが、加盟店には契約成立時に同社が受け取る成功報酬(60万円プラス建築費用の5%)のうち70~80%が本部から支払われる予定。まずは8月までに10店舗程度で展開、当面は1店舗月間1~2棟の成約を見込むとしている。