三井不動産(株)は4日、同社グループのノンアセットビジネス関連事業およびその推進会社の統合・再編の一環として行なった、三井不動産販売(株)「リースマンション事業(賃貸住宅運営管理事業)」と三井不動産住宅リース(株)との事業統合に伴い、4月1日に新生「三井不動産住宅リース(株)」(東京都新宿区、代表取締役社長:本庄誠氏)がスタートしたと発表した。
今回の事業統合は、賃貸住宅事業およびその運営管理子会社の強化を目的に行なわれたもので、新生「三井不動産住宅リース」スタートに際し、同社グループでは、新たに「三井の賃貸」のブランド展開をスタート。同社グループの賃貸住宅事業をわかりやすく、かつ積極的にユーザーに伝えていくことを目的に、今後新聞や雑誌などのマスメディアを中心に広告展開を実施するなど、早期ブランド確立を図る。
ブランドコンセプトは、「レジデンスファースト~いちばんに、住む人のこと。」。賃貸住宅事業を、建物(ハード)だけを提供する従来の「不動産業」ではなく、一定水準以上の性能を有するハードを前提に成立する、高品質な「運営管理サービス業」と定義付け、同社の顧客となる利用者(テナント)および所有者(オーナー)のそれぞれに対する価値を最大限に高めることをめざす。
同社では、個人の価値観やライフスタイルの多様化などをはじめとする社会情勢の変化を踏まえ、賃貸住宅事業を住宅事業の柱のひとつとすることをめざし、グループ総体での事業再編・強化のもと、「三井の賃貸」として新たなブランドの積極的具現化に努めるとしている。