オリックス不動産投資法人(OJR)は3日、不動産投資信託(JREIT)のための投資物件として、「オリックス池袋ビル」(東京都豊島区南池袋)の土地および建物の所有権を、4月18日に取得することを決定したと発表した。
「オリックス池袋ビル」は、2002年7月に竣工した地下1階地上9階建ての複合ビル。テナント数は3で、総賃貸面積は5,539.92平方メートル。稼働率は100%。3テナントのうち2テナントについては、2002年8月1日から2009年7月31日までの定期建物賃貸借契約による契約となっている。
同物件は、土地面積が834.20平方メートル、建物面積(延床面積)は6,905.23平方メートル。取得価格は95億7,700万円で、4月4日付けで売り主のオリックス・リアルエステート(株)と不動産売買契約を締結し、4月18日に物件引き渡しを行なう。
OJRでは、JR池袋駅東口から至近距離、商業中心地域に位置する同物件の繁華性の高さや、テナントと定期借家契約が締結されていることによるキャッシュフローの安定性、また新築物件であることなどを評価し、本件取得にいたった。
なお、OJRは同日、同物件取得に際し、利害関係人等であるオリックス・リアルエステート(株)からの取得である旨、および同物件の建物管理委託について、同じく利害関係人等であるオリックス・ファシリティーズ(株)との間で新たに2003年4月18日から11月30日の期間、月額109万7,440円での建物管理委託契約を締結した旨を明らかにしている。