三井ホーム(株)は、同社直販およびFC会社の1人暮らし経験者109人を対象に、アンケート調査を実施し結果を発表した。
調査の対象となったのは、男性101人、女性8人で、うち独身が90人、男性の19人が単身赴任者。年代別には、20代が55人、30代が33人、40代以上が21人。
1人暮らしになった理由は、9割が「転勤・配属」で、単身赴任になった理由は6割が「子供の学校」となっている。1人暮らしの満足度は20代、30代では70%以上と、おおむね高くなっているが、一方、単身赴任者(40代以上が17人)は、61%が「不満」と回答した。「不満」の原因としては、全体の77%が「食生活が不規則になる」をあげているが、単身赴任者では、「経済的に大変」(72%)、「家族のことが気になる、心配」(61%)と、独身者の多い20代30代とは、異なった結果となっている。
前回(1998年)調査時との大きな変化は、1人暮らしにあたってそろえた家電で、ベスト3は「テレビ」「掃除機」「洗濯機」と変わらないものの、電話が減り(77%から62%に)、携帯電話が増えた(33%から44%に)。またパソコンが11%から34%増と大幅増を示した。
全体的には、若い男性を中心に食生活の偏りが気になるものの、健康指向は高まっており、フィットネス等の利用者が増えている。単身赴任者は、景気低迷の中で経済環境の厳しさをあげる声が多くなってはいるが、総じて自分なりの1人暮らしをエンジョイしようとする傾向も表れている。