三井ホーム(株)は、同社およびFC会社(販売施工代理店)に入社した新入社員を対象に実施した「初月給の使い途」についてのアンケート調査結果を発表した。
今回が10回目となる同調査は、同社が1994年度より毎年実施しているもの。調査対象は、今年度入社した男性67人、女性10人、計77人の新入社員。
それによると、新入社員が予定している初月給の使い途は、『親孝行派』が最多の81%となり、次いで、『自分で消費派』65%、『貯金派』53%、『返済派』34%の順となった。
『親孝行派』は例年通り高い数値を示し、中でも男性の比率は上昇傾向がみられ、前年比4ポイントプラスで過去最高の79%。孝行の内容については『親にプレゼント』が52%、『親を食事に招待』が45%となった。なお、プレゼントは「旅行」が41%(前年比13ポイント増)で最多、食事については、例年通り「和食派」が半数を占めた。
『自分で消費派』は、例年通り男性が69%と女性の40%を大幅に上回る結果となった。特徴的なのは男性の「家具・インテリア関係」購入率で、昨年に続いて29%(同15ポイント増)と大きく伸びている。
『貯金派』(53%)は、前年比で4ポイント下げたものの、2年連続で高い数値となった。中でも「目的あり」の貯金派は、男女とも80%前後と大きく増え、全体で10ポイント近くの伸び。全体としては、「車」「将来のため」を目的とした貯金がそれぞれ31%と増えており、特に男性は「将来のため」が昨年度の16%を大きく上回った。また、「目的なし」の貯金派も22%を占め、「将来何があるかわからない」という不況感の強まりの影響が見られた。
『返済派』(34%)については、例年の2倍近くに増加。内訳は、「学費・奨学金」返済が35%、「車関係」が31%に対して、「旅行」が前年比12ポイント増えて15%となっており、ワールドカップの影響がうかがえる結果となった。