(社)住宅生産団体連合会は2日、会員会社の支店・営業所・展示場等の営業責任者を対象に、3ヵ月ごとに実施しているアンケート調査「2003年度第1回住宅市場の業況感(対前四半期の実績及び見通し)」の結果を発表した。
同調査によると、戸建て注文住宅の今期(2003年1~3月)受注実績指数は、前期(2002年10~12月)に比べ総受注棟数はプラス(+23)、金額はほぼ横ばい(▲1)であった。特に総受注金額については、4四半期連続して横ばいであった。地域別の総受注棟数では、東北(▲23)と中国・四国(▲5)をのぞいて、すべての地域でプラス。北海道(+14)、関東(+47)、近畿(+28)、中部(+23)、九州(+3)であり、全体としてプラスとなった。
なお来期(2003年4~6月)は、今期に比べ総受注棟数(▲5)、金額(▲6)と、ともにマイナスとなる見通し。
低層賃貸住宅の今期受注実績は、総受注戸数(▲9)、金額(▲15)と、ともにマイナスを示した。地域別でみると、総受注戸数で北海道(▲20)と中国・四国(▲71)のマイナスが大きいが、関東は(▲4)、近畿(▲4) 、九州(▲4)とわずかなマイナスで、全体としては若干のマイナスとなった。東北はプラスマイナス0。
来期は、今期に比べ総受注戸数(+20)、金額(+18)と、ともにプラスに転じる見通し。また、地域別の総受注戸数は全地域がプラスとなる予想。