不動産ニュース / 開発・分譲

2003/5/7

清水建設、開発型不動産流動化手法を活用し「(仮称)豊洲ISTビル」に着工

 清水建設(株)は6日、2002年から進めてきた江東区豊洲5丁目の大型オフィスビル「(仮称)豊洲ISTビル」の開発事業を、5月8日に着工すると発表した。

 同社では、2002年4月に投資開発本部を設立。1,000億円の投資枠を設け、都市再生をはじめとする大型プロジェクトの創出および不動産事業やPFI事業への投融資に積極的に取り組んできており、既にマンション開発など数件のプロジェクトをてがけているものの、大型案件としては今回のプロジェクトが第1号となる。
 同プロジェクトの事業主体は同社主導により設立したSPC(特別目的会社)のアイ・エス・ティ開発(有)。同社は全ての開発業務の委託を受けて、アイ・エス・ティ開発が取得した土地に、同社の設計・施工による賃貸用大型オフィスビル(地上11階建て、延べ床面積約46,000平方メートル)を建設する。
 建設にあたっては、LCM(ライフサイクルマネジメント)手法を適用し、資産価値を維持・向上させ効率的な維持管理を行なうことによって運営コストの低減を実現。さらに建物構造に制震ダンパーを組み込み、高い耐震安全性を確保した最先端のオフィスビルを完成させる。
 総事業費は約220億円。当面の事業資金は、匿名組合出資の形で清水建設が中心となり拠出しており、不動産流動化手法を積極的に活用し、早期に資金回収する計画。なお、2004年9月に竣工、同年10月より開業の予定。

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