ミサワホーム(株)、ミサワ東洋(株)、東京ミサワホーム(株)、ミサワホーム東海(株)は9日、同日開催のそれぞれの取締役会において、4社が共同して持株会社を設立することを決議し、4社間で「株式移転に関する覚書」を締結したと発表。8月1日付けで「ミサワホームホールディングス(株)」を設立する。
ミサワホームでは、1月29日の取締役会で、ミサワ東洋、東京ミサワホームおよびミサワホーム東海の3社を100%子会社化するとともに持株会社を設立し、同社自身は当該持株会社の傘下に入ることを検討する旨を決議。しかし、3大都市圏での営業力を強化するためには、ミサワホームとディーラーが対等な立場で取り組むべきとの結論にいたったため、株式移転による4社共同での持株会社設立となった。
新会社の代表取締役には、現ミサワホーム(株)代表取締役の三澤千代治氏が就任。東京都新宿区に本店をおき、グループの経営資源を有効活用し、グループ全体の経営戦略の企画・運営・管理機能を有する純粋持株会社をめざす。資本金および発行予定株式数は未定。
なお、今後の予定としては、5月下旬に株式移転契約書承認取締役会、6月下旬の株式移転証人株主総会を経て8月1日に株式を移転、持株会社設立登記を行なう。また、ミサワ東洋、東京ミサワホームおよびミサワホーム東海の3社は、7月下旬に上場を廃止。新会社については、8月1日に東京・大阪・名古屋の証券取引所に新規上場申請を行なう予定となっている。