(株)東急コミュニティーは14日、「2003年3月期決算(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は885億9,500万円(前年同期比3.8%増)、営業利益は28億9,400万円(同9.4%増)、経常利益は31億700万円(同8.9%増)、当期純利益は16億5,500万円(同7.6%増)となった。
当期連結業績(対象7社)の売上高は925億3,100万円(前年同期比3.5%増)、営業利益は30億8,800万円(同12.9%増)、経常利益は33億4,300万円(同10.5%増)、当期純利益は17億8,600万円(同7.9%増)となった。
同社では競争力強化をめざしたコスト削減、業務執行体制の見直しやITを軸とした全社的な構造改革により、信頼性の確保と収益性の向上を図ったことが、増収増益につながったとしている。
次期の見通しについては、業務のいっそうの効率化を図ると共に、PFI事業の受注体制強化、再開発による都市再生事業、環境対策、危機管理対策などの諸課題に積極的に取り組み、新たな事業モデルの構築に取り組んでいくとしており、売上高977億円(前期比5.6%増)、営業利益34億円(同10.1%増)、経常利益35億円(同4.7%増)、当期純利益18億7,000万円(同4.7%増)を見込む。
また2003年度から3ヵ年の中期経営計画についても併せて明らかにした。
重点課題として業務コアシステムの導入定着化や、コスト・仕様における発注管理機能の強化等4点が掲げられ、2005年に有利子負債の4割削減、単体経常利益45億円(利益率4.5%増)、連結経常利益47億円(4.5%増)を達成予定としている。