エス・バイ・エル(株)は16日、「2003年3月期決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は811億4,500万円(前期比▲10.1%)、営業利益は9億9,200万円(同730.2%増)、経常利益は▲5億1,400万円、当期純利益は▲95億5,400万円であった。
また、当期連結業績(対象15社)の売上高は1,027億5,800万円(前期比▲6.2%)、営業利益は17億8,100万円(同61.3%増)、経常利益は▲3億3,400万円、当期純利益は▲86億7,000万円となった。
当期は、グループ各社において、売上の減少に歯止めをかけ、収益性の向上を図るべく、CS経営の推進、商品力・営業力の強化、不採算部門の統廃合、固定費および有利子負債の圧縮等、損益重視の経営に取り組んだものの、住宅事業の売上減少が響き、当期連結で売上高が6.2%の減少となった。損益面では、営業利益が増加となったが、経常損益で損失が発生。投資有価証券売却損等を特別損失に計上したこと、並びに法人税等調整額に繰延税金資産取崩額45億4,100万円を計上したことにより、純損益で86億7,000万円となった。
なお次期については、顧客に感動される中・高級商品の販売に取り組むとともに、リフォーム事業を強化。また、現状組織の再編や研究・開発部門の強化、各事業の将来性の再検討等を含めた経営構造改革を推進し、連結で売上高1,050 億円、経常利益23億円、当期純利益12億円を見込む。