小田急不動産(株)は19日、「2003年3月期決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は322億2,900万円(前期比6.9%増)、営業利益は14億4,400万円(同▲20.8%)、経常利益は10億7,300万円(同▲22.2%)、当期純利益は5億6,700万円(同28.0%増)となった。
また、当期連結業績(対象1社)の売上高は369億1,400万円(前期比6.4%増)、営業利益は14億5,200万円(同▲23.3%)、経常利益は10億8,400万円(▲25.7%)、当期純利益は5億6,900万円(同12.8%増)となった。
当期は、不動産販売業において、個性化する需要に対応すべく商品企画から販売手法までのバリエーションの拡大を実施。土地建物賃貸業では、新規事業用ビルを取得・稼動するとともに、プロパティマネジメント業務の新規受託に注力するなど収益の向上をめざした。また、全事業にわたり経営の効率化とコスト削減による業績向上に努めた結果、上記業績となった。
なお次期については、不動産販売業における分譲事業で、用地の厳選取得および、商品企画・販売手法の充実に取り組み、競争力のある分譲住宅の供給をめざす。また、仲介業においては、賃貸仲介および賃貸管理等の店舗取扱いメニューの拡充やインターネット等を活用した営業活動の効率化を強化。さらに土地建物賃貸業において、主に住居系におけるプロパティマネジメント業務の受託を強化するとともに、新規収益案件の取得に際し効率的な投資による収益拡大等に取り組み、連結で売上高340億円、経常利益8億5,000万円、当期純利益4億2,000万円を見込むとしている。